さっとらです。
先日のPWCSの特報映像見ました!?世界大会という大舞台で、花形のポケモンバトルの、新情報の大トリがまさかのメガヒードラン!ヒードランを愛して20年弱になりますが、こんな待遇のヒードランを見るのは初めてです。
それはそれとして、スレタイ。ポケチャンにメガヒードランが来るということで、散々議論されてきたメガヒードランの特性予想も終わりが見えてきました。
議論の中でよく話題にあげられるのが、特性「どしょく」を貰って4倍弱点の地面を無効化するのでは?という説。熱が一番の特徴である(と自分は思ってる)ヒードランが、慣れ親しんだ貰い火を捨てて、急に何の接点もない土食になるなんてことがあるのでしょうか。
普段なら触れないタイプの話題なのですが、お祭りテンションなのでちょっと考えてみます。対戦関係の考察はまったく無いのでそれ期待してきた人はカムバックを。
①「どしょく」について
どしょく(以下土食)について。言わずもがな、9世代で初登場したミミズズの専用特性で、貯水や蓄電の地面版。地面技を無効化し、加えて最大HPの4番の1を回復します。ミミズズの弱点を減らすと同時に、ダブルバトルでは味方の地震を受けて回復できる便利な特性です。
地面技を無効化する特性には既に浮遊がありますが、浮遊は回復しない代わりに毒びし撒菱が効かなかったりと、単純な互換関係にはありません(地面無効なら浮遊でもいいのに、メガヒードランの特性は土食予想が多いあたり、さすがにヒードランは飛ばないという認識が見て取れますね)。
英語ではEarth Eater(ちょっとかっこいい)。その他どの言語でも「土」や「地球」を意味する単語と、「食べる」「ごちそう」を意味する単語が合わさっており、まず間違いなく土を食べています。フランス語だけ例外で、Absorbe-Terre(吸収する-地面)と表記しますが、これは同じ効果を持つ貯水(仏:Absorbe-Eau)、蓄電(仏:Absorbe-Volt)と命名を揃えるためと考えられます。ゲームっぽくてオシャレですが、まあ無視して問題ないかな……。
現状ではミミズズの専用特性ですが、同じ効果の蓄電や貯水はありふれていますし、土さえ食べることができるなら、確かに他のポケモンに配られても不思議ではありません。一応、ミミズズの図鑑説明も確認しておきましょう。
乾燥した 砂地に 棲んでいる。 土の中の 鉄分を 食べて 金属の 体を 保っている。(バイオレット)
あれ、土を食べてるというよりは土の中の鉄分だけ食べてるんですね。ミミズから想像してた生態とは少し違って意外でした(感想)。あれ、そもそも土ってなんなんだろう……どこからどこまでが土なんだろう……。
AIの回答: 土(soil)とは、地表付近に存在する、鉱物粒子・有機物・水・空気などからなる自然の物質・環境
へーえ。有機物ってのは大まかに分解された動植物の死骸・枯れ葉や枯れ枝・排泄物などです。まあ細かくなった鉱物も含まれてる訳なので、ミミズズは土そのものを食べて、体内でこれを濾して鉄分を吸収、他は排泄しているのでしょう。
どうも鉱物を食べているポケモンでも、土からこれを吸収できるのならば土食扱いで問題ないみたいです。他の3つ(有機物・水・空気)を土から摂取してるポケモンがいたら、これも土食になるんでしょうか……例が少ないので分かりませんが、あんまりヒードランと関係なさそうなのでスルーしますね。
さて、とりあえず土食については整理できました。土そのものを食べてるか、土から鉄分を吸収できれば特性「どしょく」は獲得してもおかしくなさそうです。
これで、ヒードランがそのどちらかを食べているなら「可能性アリ」で解決なのですが、そう簡単にはいきません。謎多きこのポケモン、何を食べているかの情報が一切ないのです。
②ヒードランの食べ物について
伝説のポケモンについては、その能力に図鑑説明が割かれることが多く、食べ物について分かっているのはレックウザなどごく一部に留まっています。伝説のポケモンの中でも特に情報の少ないヒードランですから、当然何を食べているかなんて分かりません。
今回は土食になる可能性があるかどうか分かれば良いので、①実際に土や鉱物を食べているポケモンとヒードランとの共通点、②ヒードランと生態の似ているポケモンの食べ物、③ヒードランと口の形状が似ているポケモンの食べ物、④ヒードランの口の形状のモチーフ、の4点からて見てみます。
②-1.土や鉱物を食べているポケモン
けっこういます。ゴローン、イワーク、ヨーギラス……と幾らでも思い浮かびますし、いざ調べるとなったらいったい何種類になるのか想像もつきません。legendsアルセウスで「ごりごりミネラル」を好んで食べるポケモンを入れてしまえるならば、岩、地面、鋼タイプの一般ポケモンの多くが土や鉱物を食べると言っていいでしょう。
注目すべきは金属を好んで食べるポケモンです。例えばコドラは山に住む四足歩行の鋼タイプで、胴体からの足の伸び方や、地面から口への高さ、突起のある鉄の鎧と足回りの鉄の輪っかなど、ヒードランとの共通点を多く持つポケモンですが、鉄鉱石などの石やミネラルを多く含んだ湧水から鉄分を取り込み、自身の鋼の鎧を形作っています。
pokedex-online.jp
他にも鉱物を食べる鋼ポケモンは、食べ物から体の金属部分を作っているような図鑑説明がよく見られます。
ヒードランの図鑑説明に立ち返ってみます。プラチナの図鑑説明からは頑丈な鋼の体を持っていること(まあこれは言われるまでもなく分かりますが)、それが自身の高熱で溶けてしまっていることが分かります。普通の鋼ポケモンでも自身が纏う金属を外部から補給する必要がある以上、常に金属が溶け続けるヒードランは何らかの補給手段が必要不可欠なはずです。ヒードランは伝説のポケモンなので、何らかの超自然的手段で金属を補っていても不思議ではないですが、レックウザレベルの神秘の濃いポケモンでもエネルギーを経口摂取していることを考えるに、火山内の土や鉱物を食べているのはかなり有り得そうなラインに見えてきました。
②-2.ヒードランと生態の似ているポケモン
生態というか、生き物としての特徴ですね。鋼の体については前項でほぼ触れているので、それ以外の特徴についても考えてみましょう。図鑑説明から読み取れる、残ったヒードランの特徴は「火山の洞穴に生息」「十字のツメで壁や天井を這い回る」「血液がマグマのように燃えたぎっている」の3つです(少ないな)。順番に見てみます。
火山の洞窟に生息するポケモンについて、現実世界の生き物ならいざ知らず、ポケモン世界ではけっこうたくさんいます。前項の土や鉱物を食べるポケモンや、獲物を狩って食べる肉食ポケモン、ハードマウンテンには汚れた空気を好んで食べるポケモンまで生息しています。食べ物を火山に存在するものに絞り込む以上の考察はできないでしょう。
次に、"十字のツメで壁や天井を這い回る"点について。2つの要素に分けられますね、順に整理します。十字のツメはヒードラン最大のアイデンティティとも言える特徴で、似た特徴を持つポケモンは殆どいません。一番近いのはナットレイでしょうか。触手の先端なので爪に該当するかは分かりませんが、4つの突起を差し込んで壁を這うところまで一致しています。ナットレイが何を食べているのかはよく分かりません。ソードの図鑑説明では岩盤にこのツメ(?)を突き刺し、ここから栄養を吸収する草ポケモンらしい生態が語られていますが、初出のホワイトでは獲物を襲うという描写があります。普段は岩盤から栄養を得ていて、それはそれとして岩盤以外からも栄養を吸収できるので、美味しそうな獲物が通りかかったら襲ったりしているのでしょう。
壁や天井を這い回るポケモンについて。既に触れたナットレイの他には、天井にくっ付くだけで移動はしないゴルバットやグライオンのようなポケモンを除くと、アリアドス、キモリ、ワナイダーが当てはまりそうです。見事に全員肉食型のポケモンで、ナットレイ含めた全種がその機動性を活かして予想外の方向から獲物を瞬時に仕留めることを得意としています。イトマルやデンチュラはフォルムからして同じようなことが出来そうですが、図鑑説明では壁や天井を這う描写はありませんでした。この2匹はどちらかと言うとトラップのような巣を作って待ち伏せする狩りを好むようで、この点は同じ蜘蛛系ポケモンのアリアドスとは対照的です。ちなみに天井は無理ですが、壁を這うことができるガケガニも待ち伏せ型の狩りをします。
簡単にまとめます。エネルギーの吸収は草ポケモンやゴーストポケモンくらいしか出来そうにないですが、天井に貼り付いて獲物を待ち伏せ、はヒードランもできそうです。ヒードランは明言されていないものの、瞼がない複眼、虫食い・とびつくと言った虫タイプの習得技の存在など、モチーフの一つとして蜘蛛との関係性が考察されているポケモンでもあります。仮に生態も蜘蛛系虫ポケモンに近いのであれば、洞窟内のポケモンを襲っている可能性のあり、その場合は特性が土食になる線は消えるでしょう。反論として、一般ポケモンならともかく、他のポケモンを襲って食ってる伝説のポケモンなんて聞いたことない、という意見も聞こえそうですが、そこはヒードラン、良くも悪くも俗っぽい伝説のポケモンなので、スペックに物を言わせて暴力で火山を支配するのはギリギリ想像できるどころでもあります(それにほとんど封印されてるし)。
3つ目、マグマのような煮えたぎる血液を持つポケモン。今回の記事を書くにあたっておおよそ全種の炎ポケモンの図鑑説明を参照しましたが、そんなポケモンは他にいませんでした。似た特徴を持つポケモンとしては、血液の代わりに灼熱のマグマが体内を循環しているマグマッグ系統、体内で1200度のマグマを貯めているドンメル系統がいますが、この2種については残念ながら食べ物についての記述が見つかりませんでした。
「生態の似ているポケモン」について簡単にまとめ。考察できるのは「壁や天井を這い回る」からが主で、この奇怪な行動の目的が獲物を奇襲するためなのであれば、ヒードランは肉食性の可能性があり、その場合は特性は土食ではないでしょう。洞窟の天井近くの鉱物を食している可能性も考えられますが、ヒードランほどの破壊力を持つポケモンが地面ではなく上方向に目を向けるかな……というのが正直なところ。
②-3.ヒードランと口の形状の似ているポケモン
②‐2では図鑑説明から読み取れる生態について考えましたが、食べ物を考える上で重要な要素としてフォルムとしての口の形状もあるはずです。肉食獣にするどい牙が、草食獣では草をすりつぶす歯が生えているように、多くの生き物・ポケモンで口の形状が食べ物と深い関係があることは言うまでもありません。②‐3、②‐4では口の形からヒードランの食べ物を考えてみます。
ヒードランの口について改めて見てみましょう。一般的な生き物の口とはかけ離れた形状です。顎と歯が一体化したようなデザインで、非常に大きな歯が下顎にのみ付いています。また、上顎には歯の形と対応した形の窪みがあり、口を閉じるとパズルのように一切の隙間なく外気と口内が遮断されます。普通の生き物の歯を、物を嚙み切ったときに上歯と下歯に僅かな隙間ができるハサミ型の歯とするならば、ヒードランの歯は例えるならば爪切りです。さすがにすべてと合致する口を持つポケモンはいないので、部分ごとに共通点を持つポケモンの食べ物を調べてみましょう。
顎と歯が一体化し(口の内側に歯がなく)、パズルのように組み合うポケモン……いそうでいません。途中までしっかり組み合っているように見えて、鼻の下あたりで上顎(上唇)が前歯をややオーバーめに覆うポケモンならクリムガン(ちなみに肉食性)、メガボスゴドラ(前述の通り鉱物・水から鉄分を摂取する)なんかがいますが、真正面までしっかり噛み合うのはナックラーとカジリガメ、ウオノラゴンくらいでしょうか。
ナックラーはアリジゴクのイメージから肉食性のイメージが強いポケモンですが、エメラルドとウルトラサンの図鑑説明では顎を使って岩を砕く描写があります。そのまま食べるとは書いていないので、恐らく例のでっかい巣を作るために邪魔な岩が出てきたら砕けるよ!ってことでしょう。ナックラーにとって、獲物は巣穴の底まで落ちてきた逃げられない・弱ったポケモンが殆どなので、狩り自体にリソースを割く必要はありません。似た形のポケモンを探すまでもありませんでしたが、この形状の歯は岩や石をさらに細かくするのに適していると言えそうです。ちなみにカジリガメはこの形状の歯を獲物をしとめるために使っていますが、スカーレットの図鑑説明ではやはり岩をかみ砕く用途でも使っています。
下顎にのみ大きな歯が付いているポケモン……グランブルやマンムーなど突き刺す武器としてしか使っていないようなポケモンを除くと、ハガネールやトリデプスが近そうですが、この両者でも大きな下の歯と噛み合う部分は存在せず(さらに言うとこの歯とは別に咀嚼用の歯が内側にあります)、比較できそうなポケモンはちょっと見つかりませんでした。
②-4.ヒードランと口の形状のモチーフ
この項はやや推測部分が多いです。何もヒードランと似ているポケモンを探さなくても、ヒードラン自体にモチーフがあるならば、そこから考察できるんじゃ……という話。
生き物としてのモチーフとして最もよく挙げられるのはファイアサラマンダーをはじめとした立体的な動きができる洞窟性の爬虫類ですが、捕食対象が幅広いので、これは②‐2の蜘蛛とまとめても良さそうです。肉食説を補強してくれます。
もう一つ、炎・鋼という稀有なタイプ、ダブルミーニングの可能性が捨てきれない「かこうポケモン」という分類から、ヒードラン(メガヒードラン)のモチーフにボイラーや炉が含まれているのでは、という説もたまに見かけます。その場合、口は燃料を投入する焚口にあたるでしょうか。映画『千と千尋の神隠し』のボイラー室のシーンでは上下に開閉する(さらに言えばヒードランの歯のような突起も見られる)焚口が登場するので、これをイメージすると分かりやすいでしょうか。このとき口を通して入れられるのは火にくべられる燃料なので、石炭などが考えられるでしょうか。
加えて、なんかヒードランの話ばかりしているので忘れそうになりますが、今回はメガヒードランの特性についての考察なので、メガヒードランの口の形状についても考えた方がいいでしょう(とはいえメガシンカは一時的な現象なので、基本はヒードランの食生活を考えて問題ないはずです)。メガヒードランは打って変わって口を閉じることができなくなり、歯が等間隔で口を囲むように並んでいます。焚口があるボイラーというよりは、直接鋳溶かす坩堝のようなフォルムです。身体の金属部分など、”熱で溶かす”方向の強化も特徴的で、口の役割も入れたものを溶かす方向で見ていいでしょう。
メガヒードランはさらに、後ろ足が溶けてなくなったことにより、最大の特徴であった「十字のツメを食い込ませて壁や天井を這い回る」ことができなくなっています。これは前述した獲物を奇襲する機動力がなくなったことも意味します。メガシンカにより、肉食説を裏付ける最大の要因が無くなってしまったことは、間接的に土や鉱物を食する方へ天秤を傾けていないでしょうか。
①~②:まとめ
ミミズズの図鑑説明からは、土そのものを食料としていなくても、土から鉄分をを吸収できれば特性:土食を獲得できることが分かります。また、多くの鋼ポケモンの食べ物から、ヒードランも鉄分を外から補給する必要性が考えられます。ここで、ヒードランが鉄分を土から補給していれば完璧だったのですが、ヒードランと似た体の構造を持つポケモンの多くは獲物を襲う肉食性のものが多く、他のポケモンから鉄分を得ている可能性も否定できません(歯の形状は岩石を砕くことに適しており、肉食が有力とも限りませんが)。
しかしながら、ヒードラン肉食説を裏付ける材料の多くはヒードランが4つの足で壁や天井を移動することに起因しており、後ろ足が溶けてなくなったメガヒードランには当てはまりません。仮に普段のヒードランが肉食性だったとしても、メガシンカ後に急遽エネルギーの補給を必要とした場合、メガシンカ前と同じ方法で補給ができないため、土から鉄分を得るようになることは十分考えられます。メガシンカは一時的な現象ですが、ただでさえ鋼の体を溶かしているヒードランが体温を100万度まで上げている訳ですから、燃費は相当悪いでしょうし……。
勿論食べ物について明言しているテキストは一つもないので、断定することはできませんが、以上より、ヒードラン(メガヒードラン)が土から鉄分を摂取することはあり得るラインであると言えるでしょう。
メガヒードランは特性どしょくになるのか
さて、ここからは別の問題です。土を食べることと特性どしょくを獲得することはイコールではありません。SV発売時点で土を食べるポケモン代表格のヨーギラスは土食になっていませんし、生態やフォルム上の特徴は戦闘面での特性と分けられています。
何度かこのブログでも書いていますが、ヒードラン最大の特徴はメガシンカ前から一貫して「熱」です。具体的な温度が書かれていなかったため、高温ポケモン論議にはこれまで顔を出していませんでしたが、メガヒードランの体温開示で熱を司る伝説のポケモンとしての格の違いが明らかになりました。メガシンカ前の特性「もらいび」も「炎タイプに強い炎タイプ」としてのヒードランの強さを表現していて、この特徴と合致しています。これが果たして「土は一応食べるし……そっちの方が対戦面白そうだし土食にすっか!」なノリで変わったりするものでしょうか………………ん?
「ピューーーーーーーイ!!」いや変わるな、全然あり得るな…?
一応整理しておくと、M次元ラッシュ含むZ-Aで初登場したメガシンカは45種。そのうち特性が変わらなかったものが12種、変わったものが26種、メガ前の特性を強化させたものが1種(うなぎのぼり)、ヒードラン含めて未だ特性が分からないものは6種です。特性が変わった26種のうち、メガシンカ前後の図鑑説明や公式サイトの紹介で特性に関する直接的な言及があったのは10種(ウツボット、メガニウム、アブソルZ、ガブリアスZ、ルカリオZ、ドリュウズ、マフォクシー、カエンジシ、ドラミドロ、グソクムシャ、スコヴィラン)、新特性に関する説明かどうか微妙なもの(「高出力の電気」→エレキメイカー、好戦的で駆け引き無用の戦いを好む」→ノーガード、等)が9種(ライチュウXY、ピクシー、エアームド、ペンドラー、ゴルーグ、フラエッテ、ニャオニクス、ルチャブル、キラフロル)、そして既出情報では全く要素が無い新特性を貰ったパターンは5種(スターミー、オーダイル、ムクホーク、ユキメノコ、エンブオー)となっています。
全く要素が無い新特性を貰ったパターンでは、本当になんの脈絡もなくスターミーが力持ちということになり、ムクホークが天邪鬼ということになっていますが、敢えてフォローするならばこれまでテキストとして明らかになっていなかっただけで、スターミーが力持ちで、ムクホークが天邪鬼だった可能性は否定されているようなこともありませんでした。また、これらの新特性を貰った例では、解禁当初はSNS等で話題になりつつも、最終的には強すぎも弱すぎもしない使用率で落ち着いているという共通点が見られます(御三家なので勝手に注目が集まるオーダイルとエンブオーが結果的に目立ってない感もしますが)。生態やフォルムの特徴よりも、対戦における話題性を、公式側が優先した可能性がある訳です。
ヒードランの今の立ち位置をもう一度見てみます。これまでのインターネット上の知名度に加えてPWCSでの扱い、そして特性への注目度。未解禁のメガシンカポケモンの少なさからしても、一度メガヒードランで環境を盛り上げてくることは十分考えられます。
また、メガヒードランが土食になったとしても、どこまで強いかはまだ未知数です。確かにガブリアスやボーマンダには強く出ることができますが、残っている2倍弱点2つは割とメジャーで、メガ前から物理防御面は変わっていないため、CSブリジュラスを落とせる程度の格闘技でH振りのみのメガドランは落ちてしまいます。ウェーブタックル使いも複数環境にいますし、貰い火が消えたことで今まで有効打のなかったリザYやウルガモスに突破されてしまう危険性も出てきました。ヒードランというポケモンは回復手段に乏しいポケモンなので、残飯を持てないメガシンカではじわじわ削ることもできなくなく、"詰ませ"性能に関してはメガ前より劣っているかもしれません。
ともなれば、特性魔改造を貰った5/45のグループに入るのも、いよいよ現実味を帯びてきます。一応触れておくと、貰い火や炎の体をベースにした未知の新特性になる可能性も残っていますから、特性が変わる→土食とはなりません。本記事についてまとめるならば、「現時点でメガヒードランの特性が土食になるのを否定する材料は何もない」ということになります。
もらいびがいいな~。
それでは。