幽洞の備忘録

ゲームやって思ったことかく。

ぽこあ

さっとらです。ぽこあポケモン。一応スタッフロールまで進んだのでざっと感想。ポケスナや名探偵ピカチュウは結局記事にしなかったので、このブログで外伝の話するの意外と初めてかもしれない。なおドラクエビルダーズは未プレイです。f:id:greennoise:20260401170734j:image

 

 

ふわっと感想

いやーもう最高でした、自分は自室の本棚にポストアポカリプスだとか呼ばれる、所謂終末ものだけ集めたスペースを作るくらいにはこのジャンルそのものが好物なんですけれども、このジャンルそのものの味を完全に作り手が分かっていて、そこにポケモンの個性が加わってるので他では出せない唯一無二の体験ができて感無量です。

まず全体を通してなんですけど、「主人公がトレーナーのいるポケモンである」ってことにめちゃくちゃ忠実で、これが新しくもあり、ストーリーに深みを持たせてました。主人公だけじゃなくて、モジャンボとかヨクバリスもですね。この視点は同じくポケモンが主人公のポケダンやポケパークには無かった部分で、99%ポケモンしか出てこない作品なのに、人間とポケモンとの関係が常にシナリオに絡んでくる遊んだことない作品になってました。

f:id:greennoise:20260401171037j:imagef:id:greennoise:20260401171037j:image主人公の名前も「何と呼ばれていたか」で聞かれましたし、各ポケセン復旧後のテキストやポケモンからの呼ばれ方などでもトレーナーのいるポケモンを操作している感覚がめちゃくちゃ新鮮でした。メタモンの名前……自分のプレイしてるポケモン本編でNN付けて可愛がってるメタモンがいれば良かったんですけど、生憎おらず……対戦で使うにしてもHPにしか努力値振らないから現地調達してしまうしで少し悩みました。自分がメタモンに付けたNNを思い返してもジャイアントホールでペラップ鳴かせて付けた「s0」やら「めざこおり」みたいなのばかり……。結局輸送を繰り返して何世代も一緒に過ごした国産孵化用の海外名そのままにDittoでやってました。f:id:greennoise:20260401171139j:image国際孵化もSV以降はやらなくなったので(野生を光らせて王冠使ってばかりだった)、置いて行かれたメタモンと若干境遇被ってましたし、自分は色んなところにシール貼るほどのメタモン好きでは無いので、場面に応じて自分のメタモンだと"思わない"こともでき、結果良かった気がしています。

「ポケモンである」以上に「メタモンである」ことの魅力も最大限発揮されてました。人間になるのは勿論、人間フォルムのまま一部分だけ変化させるのは事前情報の時点で既に面白すぎたのですが、終盤どんどん技が増えて来るといよいよ化け物じみてきて最高でした。同時に複数種類コピーしたカメラみたいにはならなかったのが惜しいところでしたが、まあバトルは主題じゃないしいいか……。

 

パサパサ荒野

最初から最後までストーリーも良く、世界観も自分の好みとビッタリ嵌った今作でしたが、後から思い返すと最初のマップが少し進めるの大変でした。移動が遅いことと、進め方のセオリーを分かっていないことの2点が原因で、特にマップ全体の潤いを増やすパートは一向にパーセンテージが増えず難儀しました。このゲーム、この後も説明無いけど重要な仕様が割と多く、出来ないだけならまだしも、貯水で一時的に水がなくなっただけで生息地が吹き飛んだり、どのアイテムが日替わり欄や落とし物でしか手に入らないか分からなかったりと、やや取り返しのつかない部分もありましたね。

序盤はひたすらモジャンボ博士の境遇に感情移入しながら博士をサポートする気持ちでやってました。徹頭徹尾「これなら人間も帰ってくるかもしれない!」をモチベにやってるのに、こちらはゲーム的に途中から人間が登場する訳ないのを知っているこの歯痒さ……!特に博士は話しかける回数も多く、その度に「今頃ニンゲンたちは何をやっているんじゃろう…」みたいなことを聞かされるのでもう……!ポケモンしかいない終末世界の居心地の良さがマッチした自分でも、ゲーム的に不可能でも人間が戻るきっかけくらいは掴んでみせる!と思わざるを得なくなっていました。f:id:greennoise:20260401171218j:image

あとはこれも全マップに共通することなんですが、元になった町がどこも存在していて、ポケモンの住処作りをする上でも復興をベースにするのか、それとも新しく町を作っていくのか、ある程度の誘導がある自由度の高さがちょうど良かったです。ガッツリやるならまっさらな街もクラウド島もあるし。建築にしても、ある程度の見た目が担保されてる建築キットの存在がありがたい…!自分は完全に苦手って訳でもないんですけど、ここはそんなに労力かけずに進めたいな……ってときに材料とポケモンさえ集めれば放置で進むシステムはモチベ維持の面でもかなり助かりました。パサ荒野はその点ポケセン周りの街並みがかなりシンプルで、手を入れたくなるフックになってましたね。高台の果樹園と「ピクニックスペースだったんだろうな……」って用途を想像させる退廃の仕方も良き。

カイオーガのパートはこの後のストーリー展開を踏まえた上でも今作のベストバウトでしょう。初見時のインパクトとしても満点ですし、世界観の厳しさを感じさせつつ、努力が報われたこと、そして大いなる力の存在に希望も見える名シーンでした。にしても最初のマップでカイオーガはいくらなんでも攻めすぎです。セキチクに3世代の禁伝て。この時点でもうどんなポケモンが出てきて、どんな展開になるか想像もつかない作品なんだな、と思わせてくれました。f:id:greennoise:20260401171247j:image

 

ゴツゴツ山

2マップ目。山!トロッコ移動!博物館!と好きな要素てんこもりで、結果的に一番長居してしまったマップでした。線路を整備しつつ博物館も掃除していたらいつの間にか全ポケモンの半分はゴツゴツ山に住むことに……。

海辺とどっちを先に行くか選べるのが地味に素晴らしくて、パサパサの後半が割と時間がかかって作品のスケール感が分かってくると、いよいよできるだけ早く個々人の好きなポケモンに出会いたいって話になると思うんですよね、ここも絶妙な自由度調整が光ります。自分の場合は最初にカイオーガ出てきてもう「これもしかするとヒードランもあり得るんじゃ…?」と考えてノータイムで山に直行しました。

結論から言うとヒードランは出ないんですけど、パーティー開いたあと溶岩流れてきたあたりは本当にヒードラン出てくるんじゃないかとドキドキしてました。出てきたのはさらにあり得ない選出のボルケニオン!今作のボルケニオンのキャラ付け、単に火山エリアのボスってだけではなく、人間の帰りを待つポケモンが多いなか、映画で出てきた人間嫌いの設定を引っ提げて来ていて、かつ人間(トレーナー)が好きなメタモンには配慮できたり、人間の強さを認めている節もあったりとめちゃくちゃ濃くて、この立ち位置はちょっとヒードランじゃ出せなかったかも……と製作陣のボルケニオン理解の深さに感服してました。f:id:greennoise:20260401171654j:image
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火山灰に埋もれた博物館のマップも良すぎましたね。終末世界と博物館の相性の良さは言うまでもないんですけど、ポケモン本編のニビ科学博物館を構造そのままに持ってきた建物は「視点操作できるポケモン初代がリリースされたら」を想像できてとても良かったです。化石博物館の開催で盛り上がったポケモンの骨格設定の集大成としての自分で化石を発掘して組み立てるという体験もgood。特に最高だったのは2階の天文コーナー!初めて訪れたときは「そういえば2回はこんなだったっけ……いろいろ盛られてるなあ」くらいの感想だったんですけど、まさかフロア全体が最終盤の伏線として機能するとは…!スタッフロール後にまっさきに訪れた人も多いと思います。

 

ドンヨリ海辺

もう一つの2マップ目。異常気象で晴れなくなってしまって滅んだという、他マップと比べると直接的でない代わりに陰鬱なマップです。本当にそれだけで町を捨てるか…?街中に砂や粘土が固まってたあたり、追加で高潮くらいはあったのかもしれない。

荒れ果てたリゾート地を独り占めできるのは終末世界の醍醐味ですし、港町っぽいおしゃれさもあってここも好きでしたね。特に良かったのはサントアンヌ号で、ニビの博物館以上に初代のSwitchリメイクを味わっているような感覚にさせてくれました。

 

キラキラ浮き島+エンディング

最後。人類がまったく対処できないような異常現象で世界が滅ぶのもジャンルとしてはけっこうありまして(なんて言うんだろう)、ここではそのエッセンスを存分に味わうことができます。bgmと風景から余りにも異質な世界が感じ取れるのに、実際は住むポケモンの少ない静かな世界で、人間たちの痕跡も特にたくさん残っている好みなマップでした(こいつ、全マップ好きだったんじゃないか…?)。スクラップブロックの塔と謎のリフト、某大穴関係としか思えない結晶が急に連続して出てきたときの気持ちの高揚は忘れられません。

ストーリーの流れは他のマップとそう変わらなかったのですが、最後のシルフカンパニー直すところの最終決戦感は良かったです、別に戦う相手はいないんですけど。シルフカンパニー廃墟、荒廃した世界のてっぺんに聳える塔ってだけでカッコよかったのに、上階のステンドグラスがある豪華な拵えが野晒しにされてるところとか本当に最高でしたね……。なお最初はタマムシデパートと勘違いしてました、シルフってそんなに思い入れないし……食堂とかあるイメージもなかった……。

浮き島と言えば、本筋とは少し離れますが、人間の残したメモからいよいよ世界に何が起こったのか判明します。かつてない異常現象を前にして、全く別の人間がそれぞれの良いと思っての行動をした結果、地球帰還にギリギリ繋がる展開は熱すぎましたし、これを当の主人公+博士は全く預かり知らずに復興へと戻っていくのもめちゃくちゃクールでしたね。

ただ一応、若干終盤の展開ありきの話に見えた部分もあるにはあります、人間だけ脱出できてポケモンをマジで1匹も連れて行けないってどういう事態だったんでしょう……。カントー全体の人口が本当に描写されている人数しかいないんだとしたら、ポケモンの数とはかなりの差があるのでポケモンを諦めるのもまあまあありそうですが。

本当の原因についても結局最後まで分かりません。人間ですら分からなかったのに残されたポケモンが分かる訳もなく……。惑星規模の危機なのに秩序側ポケモンのレックウザやジガルデは何してたんだろう……とか、アカギやウォロがあのまま願いを叶えていたらこんな感じで世界が少しずつ終わってたのかな、とか色々な想像ができる終わり方でした。

で、いよいよラストシーン。クラッカーのシーンといい、打ち上がるロケットといい、どこを取っても絵になる良い終わり方でした。人間たちの記録をしっかり辿っていればロケット発射までは予想ができるので、写真を選ぶときも自然と適した写真を乗っけられるのも良かったです。f:id:greennoise:20260408225155j:image

 

終わりに

良いゲームでした。本編と地続きの世界を外伝で滅ぼす攻めの姿勢と、他作品の小ネタや探索しないと出てこない旧マップの遺構を散りばめた丁寧な作り、ラストシーン含めシビアな世界観をポケモン(メタモン)の知能レベルに落とすことでぼやかす絶妙なバランス感が心地良かったです。

Twitter見てると色んな建築にインスパイアされるし、本編でも出てくるオブジェクトがお誂え向きに用意されてるから再現系もやってみたいしで、やりたいことが本当に尽きないんですけど、Z-Aでは確定ドーナツの在庫を大量に抱えてますし、さらにポチャンピがいよいよ配信されてしまい(いろいろ不安な点しかありませんが)時間が取れるかどうか……。ネット環境が無くても隙間時間に色々できそうな感じなので、少しずつ触れ続けてまた記事にしたいですね。それでは。