お久しぶりです。さっとらです。
LEGENDSアルセウスです。自分の好きなヒードランについて主にまとめます。
ポケモンSVが発売されてから、早いものでもう2か月になります。これを読んでいる方も、おそらくはストーリーパートは既に終えて、自分なりの楽しみ方を見つけて楽しんでいることと思います。
さて、今回久方ぶりにこのブログを開いたのも、何を隠そうこのSVについて、初見プレイ後ほやほやの感想を忘れないうちに残しておこうと思ったからなのですが、気が付いたらご覧のような記事タイトルになってしまいました。
というのも、いざSVの感想を書こうと思って幽洞に来てみたら、なんとなんとLEGENDSアルセウスの記事の締めくくりにしようと思っていた、自分の推しポケ・ヒードランについてのブログが未投稿のまま放置されているのを発見してしまったからです。せめてこれだけでも投稿してからSVの感想を……と思いながらヒスイ地方の写真を眺めていると、無性にヒスイの地を再訪したくなってしまい、一度帰ったが最後、switchのキャプチャーボタンを押す手が止まらなくなり、結果として世間がSVに熱中している間にヒスイ地方を満喫してしまった季節外れダイパキッズによる季節外れな記事が完成してしまった、という訳です。そもそもヒードラン好きがそこまで多くないのに、こんな時期に投稿して、いったい誰が読むんだこれ……。結果的にLEGENDSアルセウス1周年に合わせた形になったし寧ろ良かったのか…?
それではヒードラン写真展inヒスイ(というかLEGENDSアルセウス全体でのヒードラン振り返り)、開幕です!
- 1.ギャラリー
- 2.ストーリー中での扱い
- 3.その他LEGENDSアルセウスにおけるヒードランについて
- 4.おわりに
- 更新履歴
1.ギャラリー
まずは自分の撮り溜めたヒードランの画面キャプチャをただ載せていくだけのコーナーになります。
が、自分が今回の記事で伝えたかったのはLEGENDSアルセウスという神ゲーで撮った、ヒードランのかっこいい/かわいい/絵になる姿なので、むしろここが本論なのです。枚数は割とあるのでゆっくり堪能していってください。
コトブキ村など
まずはコトブキ村から。ヒードランのいる日常、ヒードランのいる生活を感じることができます。屋内ではボールから出せないのが残念なところ。
ヒードランは岩砕きを覚えるので、畑仕事をさせることもできます。畑仕事1匹+手持ちの6匹をフルでフィールドに出せば、7匹ものヒードランに囲まれることも可能です。
黒曜の原野
黒曜の原野は草木が綺麗なマップで、特に園生の開墾地は、シェイミイベント終了後、グラシデアの花が咲き乱れる美しいマップになります。園生の開墾地ほどではありませんが、蹄鉄ヶ原もピンク色の花が綺麗なマップです。水たまりもあります。
調査隊員としての出発地点である大志坂は、シシの高台までが一望できるビュースポットでもあります。これからヒードランの冒険が始まる…!という構図で撮ることができます(そんなシーンはないのですが)
2つ目のベースキャンプが設置されるシシの高台は名前の通り見晴らしがよく、テンガン山や黒曜の滝、奥の森の大樹を遠景に捉えた構図がよく映えます。
奥の森は特に時間帯によって表情を変えるマップです。ヒードランと森では繋がりが無さそうに思えますが、木の影の中でヒードランのオレンジ色の斑点が光りながら浮かび上がる光景はとても幻想的です。
大志坂
蹄鉄ヶ原
険し林
削られ橋
園生の開墾地
マサゴ平原
シンジ湖
シシの山道~シシの高台
森の台所
風抜け道
ハマナスの島
黒曜の滝
黒鉄トンネル
河口の堰堤
奥の森〜巨木の戦場
(朝)
(昼)
(夕方〜夜)
紅蓮の湿地
赤茶色の大地と色付いた木々がヒードランとマッチするマップです。背の高い草が多く、高さが控えめなヒードランの姿が一部隠れるような写真が撮れます。ゴロゴロ坂や雲海峠、リッシ湖などの高低差がある地形も多く、ポケモンを見上げたり、見下ろすような構図も作りやすくなっています。
霧の遺跡〜リッシ湖
金色の平野
大口の沼
試練の中州
ズイの遺跡
深紅沼〜ゴロゴロ坂
ヘドロ台地
クマの稽古場
毛槍の草原
羽音の原
コンゴウ集落~コンゴウの里山
雲海峠〜舞台の戦場
群青の海岸
ヒードランが出現する火吹き島のあるマップです。爽やかな海と砂浜のバックには入道雲が見てとれ、夏の趣を感じる写真が撮れます。
海岸ベースからオバケワラにかけては、難破船を使った写真が撮れるのも特徴ですが、潮にやられて立ち枯れた木々が密集しているところも風情があります。
火吹き島はオリジンディアパル戦後に山の頂上から流れていた溶岩が止まり、見た目が大きく変わります。溶岩に限りなく近づけるマップがヒードランと相性が良いのは言うまでもなく、特に夕方を狙って撮影すると画面全体が赤く色付くため熱気を感じられるような一枚にすることができます。遠目に火吹き島を入れたい場合は、帳岬の真ん中あたりの高台から火吹き島を見下ろすと、スタッフロール後でも地面を流れる溶岩を視界に入れることができます。
火口の祠のほか、ギラティナやマナフィの出現場所もあるため洞窟の数は多いのですが、どれも内部は狭いため、これらは写真撮影に適しているとは言えません。
砂浜ベース
渡りのなぞえ
イチョウの浜辺
エイパム山
水浴び潟〜浦の浜
オバケワラ〜砂の手
海岸ベース〜トンボロ道
静かな内海
迷子の磯辺
オヤブンオクタンの奥あたりから砂浜ベースを向く構図は、個人的に群青の海岸のベストスポットだと思ってます(枚数多いです)。
風さらしの森
潮の抜け道・大魚の隠れ岩・海草の楽園
帳岬
しまなみ浜
隠れ泉への道
火吹き島〜溶岩の戦場
(おまけ:群青の海岸の洞窟)
天冠の山麓
今作の図鑑説明によって、ヒードランの故郷である可能性が急浮上したテンガン山とその麓です。高低差はもちろんのこと、洞窟は岩の門、迷いの洞窟、太古の洞穴、古代の石切り場とどれも特徴を持ったものがずらりと並び、シンオウ神殿をはじめとして多数存在する人工物も、ポケモンを引き立てさせる素晴らしいマップとなっています。ごつごつした岩石が多いくらいしかヒードランと合う要素はないものの、ほとんどのポケモンはここで良い写真が撮れるため、結局ついつい長居してしまう場所です。
フェアリーの泉
神前の高台
迷いの洞窟
迷いの山林
離れ湧水〜崖登り崖
カミナギ山道〜太古の洞穴
祈りの広場
古代の石切り場〜巡礼者の道
列石峠〜ゴロゴロ山地
カミナギ寺院跡
笠雲の切り通し
迎月の戦場
シンオウ神殿
岩の門〜槍の柱
純白の凍土
一面の銀世界、純白の凍土は星空の綺麗なマップです。雪と氷の白とヒードランのはっきりとした色のコントラストはよく合い、地下の空洞やキッサキ神殿など、洞窟が多い点もヒードランと相性が良いです。
そして、忘れてはならないのが温泉の存在です。シンジュ集落と雪見の出湯の2か所があり、温泉でリラックスしているかのようなポケモンの姿を見ることができます。ヒードランはフォルムがフォルムなので体の半分しか浸かることができませんが、それでも温泉から頭だけをひょいと出している愛らしさは必見です。
エイチ湖
氷河の段丘
心形岩山
冬籠りの洞穴
鬼氷滝
雪見の出で湯
戦場への道〜氷山の戦場
クレベース氷塊
極寒の荒地
雪崩坂
豪雪谷
シンジュ集落
キッサキ神殿
氷柱の間、氷山の地下道、クレバスの抜け道
2.ストーリー中での扱い
ここからは折角の機会なのでLEGENDSアルセウスという作品におけるヒードランを振り返っていきます。当然文字が多くなるので美麗ヒードラン画像はそんなにありません。
まずはストーリー中におけるヒードランについて振り返ってみましょう!
LEGENDSアルセウスではシナリオの本筋にヒードランが関わっており、ヒードランを見ることなくクリア(ここではスタッフロールではなくアルセウス戦のことを言います)することはできません。ヒードランは他の5世代以前伝説ポケモンと同様に、サン・ムーン以降はサブイベントすら省かれた形での登場であり、ここまでフィーチャーされるのは久しぶりと言えます。最高ですね。
スタッフロール前
スタッフロール(オリジンディアパル戦)以前はヒードランの登場はありません。しかして登場を予感させるような演出が、我々火山の置き石団の心をくすぐってくれます。
ヒードランと直接関係のある用語として最初に出てくるのは、群青の海岸の説明で登場する単語「火吹き島」です。シンオウ地方で火山活動と言えば、ハードマウンテンを想像する調査隊員は少なくないでしょうし、実際に群青の海岸到着後、帳岬の先代キングのお墓あたりから見える火吹き島を見て「あれ、もしかしてバトルゾーンなのか…?」と思うはずです。(バトルゾーンがシンオウ地方に含まれるかについては本筋と関係ないので置いてください)
いかにもな島ある、テンション上がってきたぞ #PokemonLEGENDS pic.twitter.com/gez1f5Imrb— 冬 (@syutsugun_miss) 2022年1月29日
初めてヒードランの姿を確認できる場所は、イダイトウに乗れるようになったあと、同じく群青の海岸・潮の抜け道にある壁画文字です。名前よりも先に簡略化された姿のみが出てくるとかオシャレすぎますね!壁画文字のヒードランについては後述します。
一応群青の海岸以後のマップの壁画にもヒードランの姿があります。
しかし、スタッフロール前はこのほかにヒードラン要素はありません。火吹き島に上陸後、キングに関するあれこれがありますが、ここではヒードランのヒの字も出て来ません。本格的な登場は全てのキング/クイーンとオリジンフォルムのディアルガ/パルキアを鎮め、スタッフロールが流れたあと(お祭りのあと)になります。ストーリーの中で存在だけ仄めかされて、実際の登場はスタッフロール後となるのはbw2におけるヒードランと似ていますね。
余談ですが、ポケモンHOMEとの連携解禁後は交換に頼らずとも、早い段階で別のデータで捕まえたヒードランを連れてくることができます。LEGENDSアルセウスはこれまでのポケモン本編と異なり1人が2本買うようなソフトではないので、ストーリー攻略中におけるヒードラン写真が撮りやすくなりました。
スタッフロール後(メイン任務22を中心に)
今作のヒードランと言えば、メイン任務22「火吹き島のプレート」でしょう。オリジンフォルムのディアパルを捕まえたあと、コギトからヒントを貰った主人公は残りのプレートを集める過程で火吹き島を訪れます。ここで待ち受けているのがヒードランで、捕まえることで鋼鉄プレートを手に入れることができました。ダイパでは火の玉プレートがハードマウンテン内にあるため「ヒードランと関係あるプレートと言えば火の玉プレート」と考えていた自分にとっては少し意外でした。(アニメとゲームの話を混同するのは注意が必要ですが、LEGENDSアルセウス直前に公開されたアニメ「ポケットモンスター 神と呼ばれしアルセウス」ではヒードランが火の玉プレートから力を得る描写があり、これもあって鋼鉄プレート担当だったことは意外に思われました)
登場するのは火吹き島内に新しくできたマップ「火口の祠」です。内部は戻りの洞窟や海辺の小穴と同じ汎用小さめ洞窟マップで、柱や水たまりはありませんが泥団子がたくさん落ちている特徴があります。
注目したいのは「火口の祠」という名前についてで、「祠」という言葉には基本的に「神(もしくは霊など超自然的なもの)を祀る場所」としての意味しかありません。「火口」は火山噴火の際に噴出物が出たあとの穴のことですが、ここでは火口ポケモンであるヒードランを指す言葉でもあると考えて問題ないでしょう。もしかしたら実際に過去の噴火でできた火口そのものなのかもしれません。(炎・鋼というタイプから「かこうポケモン」を「加工ポケモン」と解釈する説に関しては一旦考えから外します)「火口の祠」はヒードランを祀る場所としての性格を持っていた可能性は低くないでしょう。(実態はただの穴なのですが)
ヒードランはこれまで伝説のポケモンという枠組みではありましたが、特に伝わっている伝承が少ないポケモンで、人とどのように関わってきたのかについては謎に包まれていました。(補足:ダイパにおいては地元サバイバルエリアに住み、火山の置き石についての伝承を知っていたバクの祖父ですらヒードランの存在自体知りませんでした。bw2のベルはヒードランについて特に調査していたようですが、持っていた知識はヒードランの血液についてといった生物としての特徴くらいで、伝承としては詳しく語っていません。一方で、リバースマウンテンのトレーナーは火山の置き石の存在を知っていたりと、DPの主人公が手に入れた知識はその後の世界にある程度共有されているように思われます。)
それが今回、祠と名に付く場所で登場したことにより、何らかの信仰の対象であった可能性が高くなったと言えます。しかしながら作中ではカイもその存在に心当たりはないようで、ヒスイの時代ですらその信仰が失われた過去のものであったことも同時に読み取れます。
ヒードランとの戦闘では、まず纏っている炎のバリアを泥団子等の疲れさせるアイテムで剥がし、その後直接ボールを投げるか、ポケモンボールを投げて戦闘に持ち込んでの捕獲が一連の流れとなります。若干のアクションが伴うものの、ボールで直接捕獲ができるという点ではキング/クイーン戦と異なり、クレセリアなどと近い扱いです。ちなみに色違いは出ません。
炎のバリアを纏いながら突っ込んでくる以外にも、マグマストームを撃ってくる攻撃モーションがあります。若干の追尾性能に加えてダメージ量がかなり大きい技なので、なかなかに厄介です。
(補足:公式ガイドブックによると、炎のバリアは「マグマストームをまとっている状態」とのこと。一方で、マグマストームの技エフェクトに似た攻撃モーションの方は「岩の追尾攻撃」と表記されています。岩の追尾攻撃ってなんだ……?)
その後は特にヒードランに焦点が当たることはありません。しいて言うとするならば、図鑑完成のためにはヒードランの調査レベルを10にする必要があるので、図鑑タスクをいくつか埋める必要があります。他の伝説ポケモンと同様に、力業と早業を見るタスクと専用技を見るタスクが存在するほか、これまでのポケモン本編ではヒードランの技としての印象が薄かった「ほのおのキバ」を見るタスクがあります。図鑑説明をはじめとして、ヒードランの説明ではその爪に関する言及が多かっただけに少し特徴的とも言えます。
3.その他LEGENDSアルセウスにおけるヒードランについて
ヒードランと生息地
ヒードランの図鑑説明はこれまでDPのもの、プラチナのもの、HGSSのものを使いまわしていましたが、今作では10年以上ぶりに新しい図鑑説明が与えられています。
後半はほぼラベン博士の感想文ですが、一行目は今作初出の情報です。ヒードランの誕生と言えば、サバイバルエリアで聞くことができる「シンオウが生まれたときこぼれだした火の玉が溜まり生まれた」という伝承がありますが、これはその話と真っ向から食い違います。また、テンガン山とヒードランを結びつける文章もこれが初めてで、火吹き島も、DPでヒードランが現れるハードマウンテンもテンガン山とは距離があるため不可解です。ヒスイの時代にこのような伝承があったという事実は興味深いのですが、これを掘り下げる情報は残念なことにありません。どこで聞いた話なのか教えてくれ~~~ラベン~~~
ヒードランの情報についてはこのあたりにして、実際に今作のヒードランのフォルムについても見ていきましょう。
今作のヒードランは全体的に暗く、アウトラインがあまり出ていないのが特徴です。金属部分には光沢があり、この表現から感じられる質感は個人的には過去最高だと思っています。参考までに剣盾とポケモンHOMEのヒードランを貼りますが、比べてみると金属部分が全く異なることが分かると思います。
また、その他の特徴としては体のオレンジ色の斑点が洞窟内や夜間に鮮やかに発光することと、寝る際と瀕死になった際に目の光が失われることが挙げられます。特に後者は新しく判明(追加)されたヒードランの特徴であると言えるでしょう。これまでの作品でもヒードランは目を開けたまま寝ることが知られていましたが、目の光が消える演出は今作が初めてです。寝ている時と起きているときの見た目が同じか違うかでは印象は異なりますし、もともと目の形が変化しないヒードランは表情に乏しいポケモンだったため、口の開閉以外で表情を付けることができるようになったのは非常に大きな変化です。サンキューLEGENDSアルセウス!
寝てるヒードラン
(おまけ:ヒードラン表情集)
戦闘面、いっぴき道と夢天連戦
続いてはヒードランの戦闘能力と、今作のバトル要素におけるヒードランについて振り返ってみましょう!
前提として、今作に通信対戦は存在しないのでバトルといっても野生戦での使いやすさの話になります。まずは早業・力業をはじめとした今作の戦闘システムについて、ヒスイ地方でも優秀な種族値と耐性は健在(貰い火がなくなった点は後述)で、伝説のポケモンの名に恥じない活躍はしてくれます。自分の周りでもウォロ戦で手持ちに入れている人が複数人いて嬉しくなりました。それでもヒードランは、もともと素早い方のポケモンではないため、行動順と行動回数が大きく影響する今作のバトルシステムにとりわけ合っている訳ではありません。夢天連戦や訓練場の周回で積極的に使われるような立ち位置ではないと言えます。一応サイクル戦の強さは変わらないはずですが、相手がNPCしかいない以上あまり応じてくれないのも厳しいところです。
今作におけるヒードランの戦闘では過去作以上に物理技の採用が有効です。これは「がんばレベル」の導入によって、他の能力を鍛えるために強化できなかった攻撃も最大限まで育てられるようになったのも勿論ありますが、今作のヒードランの物理技に優秀なものが多いことも理由の一つとなっています。タスクで見る必要がある炎のキバのほかに、アイアンヘッドを覚えるヒードランは行動順を操作できる一致技を2種類持っているため、大量発生時などの一対多戦闘ではこの2つ(と時々じならし)を早業として使うことが多かったです。一応A90はあるので火力も悪くありません。
ちなみにヒスイ地方のヒードラン、物理技のモーションがめちゃめちゃかっこいいです。タスクを埋める際にはPPの少ないマグストよりも、炎のキバを使うことの方が多いかと思います。このときお気づきになりましたでしょうか、前傾姿勢で接近しながら物理技を入れるヒードランが超絶かっこいいことに……。特にアイアンヘッドと炎のキバは顔の一部分を使った攻撃なので良さが際立ちます。力業/早業にして撃ったりすると、一瞬モノクロになる演出と合わさり最高です。額に入れて飾っても違和感なしです。
特殊技の方はというと、こちらはマグマストームに始まって、ラスターカノン、大地の力、火炎放射といったお馴染みの技をよく見ることになります。剣盾で習得した徹底光線もあります。技の内容が大きく変わったマグストを除くと、ヒードランの特殊技には追加効果があるものは少なく(というか全体的に特殊技がそうなのですが)、良くも悪くも使い勝手は本編とあまり変わりません。ヒードランは大文字を失ったため、実は命中不安の技はマグストくらいしかありません。これについては少し後で触れていきます。
戦闘システム全体から見たヒードランの振り返りは以上となりますが、今作のヒードランの戦闘で最も大きな変更点については分けて書こうと思い、少し避けてまとめました。特性の消滅とマグマストームの効果変更についてです。
ヒードランはポケモン史上最多である、7つものタイプの技を4分の1以下に抑える耐性を持っていますが、今作はこれが1タイプ分減っています。特性の消滅によって貰い火の炎無効がなくなったからです。(それでも最多は変わりないんですけどね)
通るようになった炎技も等倍なので、あんまり痛い訳ではありませんが、慣れ親しんできた炎タイプに対する一方的な有利感は今作では味わうことができません。
次に、専用技であるマグマストームについて。6世代のはじめに威力とバインドに調整が入って以降は特に手を入れられてこなかったマグストですが、LEGENDSアルセウスでは拘束技出禁の煽りを受けて効果が変わっています。バインドを失った代わりに得た効果は「100%火傷」という聖なる炎もびっくりのもので、当たりさえすれば物理アタッカーに対して非常に有利に動くことができます。威力は90へと下がりましたが、命中率は75%のままで、力業として撃てば90%まで上げることもできます。(自分はヒードランで力業を撃つ機会の殆どが、このマグマストームを撃つ場合でした)
マグマストームのエフェクトについても一新されています。いきなり火柱が相手を襲うのではなく、明確にヒードランがなんらかのエネルギーを発し、これが地中から相手の足元へと動いた後、渦を巻きながら相手を包み込む様子が見て取れるかと思います。かっこいい~!
マグマと名前に付いているのでエネルギーの正体もマグマと近いものと推測できますが、マグマを放出しつつ、これを操り地面から噴出させるような技のエフェクトは、ヒードランと火山の噴火との関係をより補強しているようにも見えます。(とはいえ、あくまで技のエフェクトの話であり、名の通り「ふんか」なる技も存在するため、そう見えるというだけの話です)
続いて、ヒードランに関係する今作のバトル要素、いっぴき道と夢天連戦についても見ていきましょう。
いっぴき道でヒードランの相手を務めるのはトリトドンです。今作のヒードランはクサZもダイソウゲンもないので相性は最悪ですが、最大まで強化しなくても、ある程度のレベルがあれば攻略自体はそこまで難しくない相手です。ノボリが知識として「ヒードランにはトリトドンが有効」だということを知っている事実の方が少し底知れない感じがしますね。
夢天連戦では「ほのお」「はがね」「防御自慢」「巨体」といったヒントを選ぶと稀にヒードランと戦うことができます。伝説ポケモンの中ではトップクラスに呼ぶ選択肢が多いのではないでしょうか。まさかlv.100のヒードランと戦うことができるゲームが出るとは……。
戦闘面における振り返りは以上です。サイクル戦の申し子だったヒードランが何故か火傷使いへと転向していましたが、この火傷重視の性格はLEGENDSアルセウスの後に発売されたポケモンカードゲーム「スペースジャグラー」収録のヒードランVMAXでも見られたりします。ポケカのヒードランはlv.Xの時代から火傷を利用としていたり、かなり前からほのおのキバを技に採用していたりと、実はLEGENDSアルセウスにおけるヒードランの特徴と繋がりが見られます。(ポケカに関しては詳しくないのでこれ止まりですが)
その他
その他と書きましたが、LEGENDSアルセウスのヒードランに関してはこれまでで殆ど語り尽くしたように思います。しかしながら、LEGENDSアルセウスでは生息地以外にも「ヒードラン以外のヒードラン要素」が存在します。なんと、ヒードランの擬人化みたいな恰好をした”人物”が登場するのです!そんな、ヒードランとの深いつながりを感じずにはいられない人物がいったい誰なのかと言えば……
俺です!!!!
はい、今作ではヒードランを模した主人公の着せ替え用の衣服が存在します。その名も「カブいた着物 ヒードラン」「カブいた股引 ヒードラン」。着物と股引の2つで1セットとなっており、帽子や靴、眼鏡等とは自由に組み合わせることができます。上衣はアシンメトリーな配色が特徴的で、右手側はヒードランの背中部分を、左手側はヒードランのお腹のあたりをデザインの参考にしていると思われます。右手側には何らかの模様が規則的に配置されており、ヒードランの歯(キバ?)あたりから着想を得たものかもしれません。
ポケモン本編で主人公の着せ替えが発展していくにつれ、特定のポケモンをあしらったデザインの服も増えていきました。そして今回、ついにヒードランをモチーフにした服が登場したのは本当に感無量です。残念な点はこの服、解禁が火吹き島のプレートクリア後なので、シナリオの大部分では着ることができないことです。今作のムービーでは主人公がけっこう可愛い表情をしてくれるので、できればそれもこの服で見たかった……。
もちろん男女兼用なので男主人公でも着ることができます。こっちもかっこかわいいですね。
4.おわりに
いかがだったでしょうか!
LEGENDSアルセウスはフィールドのほとんどの場所でポケモンをボールから出すことができ、元々ポケモンのキャプチャを撮るのに適しているソフトです。(公式が写真コンテストを開いているくらいです)
そのようなソフトの中で、自分の長年好きだったポケモンが大きく取り上げられながら、ポケモン自体の描写や質感も過去最高級のものをお出しされる……、LEGENDSアルセウスは自分にとって本当にプレイしていて幸せなゲームだったと改めて感じさせられます。
最後になりますが、自分はまだヒスイの地でもっとヒードランを良く見せる場所があるのではと今日も駆け回っています。もしこれを読んでいる方で、自慢のヒードラン写真がありましたら見せていただければ、そんなに嬉しいことはありません。
パルデアにヒードランが来れたら、また開催したいなあ……
それでは
更新履歴
2023/02/05 【ギャラリー】天冠の山麓を中心に、画像43枚を追加しました。
2023/02/10 ギャラリーを一番上に持ってくるなど構成を一部変更しました。
2023/03/02 【ギャラリー】純白の凍土を中心に、画像22枚を追加しました。
2023/04/06 【ギャラリー】群青の海岸を中心に、画像88枚を追加しました。
2023/06/16 【ギャラリー】黒曜の原野を中心に、画像38枚を追加しました。
2024/04/01 【ギャラリー】紅蓮の湿地を中心に、画像63枚を追加しました。